令和3年冬季ご挨拶

 紅葉も盛りとなり、コロナも一息で街には人出も戻ってきました。
このまま、コロナが終息してくれればと思います。

 扨て、本年のご報告をさせていただきます。
 前半は、コロナ対応でした。昨年来コロナ補助金等400件のお客様対応となりトラブルもなくホッとしました。
 後半は、CBT対応、人材育成、今後50名~100名体制への対応方針と自分の余命見込との再確認。

 通年業務の感想としては、自己資本比率(簡記すれば返済不要の資本で会社の全財産の内、資本金と利益の蓄積割合で健全性の指標)の大切さです。経験上、自己資本比率30%は10年、50%は20年を要します。長期間利益を継続して計上する為の社会への適応力の証明です。
 まず、30%そして50%以上を目標に挑戦下さい。大体50%以上で無借金経営となります。
その為には、正確な数字の把握と変化への対応予測、そして実行力と修正力です。経験、人材、資金力、歴史、地域性、そして将来への明確な目標と皆様条件が異なります。
我々も、少しでも健全経営の為皆様へ貢献すべく努力する義務があります。
是非、我々東京会計グループを種々の課題解決に活用ください。

 尚、税理士業界では、来年1月からの電子取引保存、令和5年10月から消費税のインボイス制度開始と実務的対応が必要です。
本来は、大企業に限定すべき政策であり、中小企業への適用は非現実的ですが、先の総選挙でもコロナ中心であまり論点とならず実施されそうです。
そして、新内閣経済対策として「新持続化給付金」も再開されます。
不明点や対応については、今後もセミナー等を通じて広報しますので、具体的には担当へ相談下さい。

 最後に、来年もコロナに限らず何があるのか予測できない時代です。
そして、長寿化の課題はもっと大変そうですが、楽観的にコツコツ対応していければと思います。

 皆様方には、本年もお世話になりありがとうございました。
 また、来年も皆様方と共に前進できればと思います。

~下半期の読書~
  1. 「税理士のための百箇条1~4」 関根 稔 著 財経詳報社 ~ 税理士の指針について ~
  2. 「ライフシフト2」アンドリュー・スコット 他著 東洋経済新報社 ~ 長寿化の行動戦略について ~ 

令和3年冬 東京会計グループ
代表社員・税理士・行政書士
梶山 春男